FIFA(国際サッカー連盟)は2018年6月13日、モスクワで行われた総会にて2026年に行われるFIFA(フィファ)サッカーワールドカップの開催地を発表しました。
決定は、各加盟協会・連盟の投票によって決められたのですが、なんとW杯史上初の3カ国共同開催となるとのことです。
立候補していたモロッコの初開催は実現することができませんでした。
さて、やはり疑問は「なぜ3カ国共催なのか」です。
共同開催の理由やメリットはなんでしょうか。
出場枠が現行の32チームが48チームへ拡張されることと関係があるのでしょうか。
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目次
FIFAワールドカップ2026開催国はどこ?
共同開催する開催国は以下の3つの国に決定しました。
カナダ
メキシコ
FIFAワールドカップ20263カ国の開催実績は?
W杯の共催は2002年大会に日本と韓国が行った2002年以来となります。
カナダは初開催ですが、アメリカとメキシコは開催実績があります。
⇒1回(1994年)
カナダ
⇒0回(初開催)
メキシコ
⇒2回(1970年と1986年)
カナダが初開催とは意外ですね。
カナダは、2015年の女子のサッカーワールドカップの開催国です。
実績が全くないという訳ではないですね。
FIFAワールドカップ2026の参加国の数は?
5月9日、バーレーンで行われたFIFAの総会にて、2026年大会の各大陸別の出場増加案が承認されました。
これにより、今の参加32チームから、出場枠が48チームへ拡張されることとなりました。
16カ国もの参加チームの増加ですから、確かにモロッコ単独の開催では負担が多くかかりそうですね。
FIFAワールドカップ2026の共同開催の理由やメリットは?
どうしてワールドカップを開催するのに3カ国も必要なのか気になります。
またなぜ、この3カ国なのか・・・
複数の地域で盛り上がることができる
3カ国も盛り上がればすべてにおいて通常のFIFAよりも3倍の話題性や盛り上がり性がありますね!!
つまり、「世界中がさらにとっても盛り上がれる」ということになります。
リスクの分散が可能
例えば一つの開催国に何か問題があった場合は、その他の国に問題やリスクを分散することができますね。
また、1つの国の開催が危ぶまれても、2カ国開催でもワールドカップの開催が可能なように考えられているのかもしれません。
開催実績があるので安心?
アメリカは過去にワールドカップ開催経験1回、
カナダは女子のワールドカップ開催が1回、
メキシコは2回もの開催経験があります。
3カ国も共同開催で、しかも開催経験があるとなれば確かに安心なイメージはありますね。
3か国共催のデメリットは?
では逆に3カ国で開催するデメリットはなんでしょうか。
やっぱり頭に浮かぶのは、
「選手の移動の負担」
です。
時差もあったりするのに、国境をまたぐ移動が長距離だと、選手の健康やコンディションが心配です。
そしてもう一つよぎるのは
「メキシコの治安は大丈夫かどうか」
です。
2026年というと、あと8年もあります。
世界情勢がどうなっているかはその頃にならないとわかりませんが、非常に治安がよくないと言われるメキシコでの開催がやや心配されます。
モロッコが選ばれなかった理由は?
参加国の増加、試合増加など、大会規模に対して
単独開催はあらゆる点において非常に負担が大きいでしょう。
モロッコが選ばれなかった大きな理由は、試合会場の少なさです。
そしてインフラの整備の点です。
(逆に、アメリカ、カナダ、メキシコ共同開催だと、その問題が解消されることになりますね。)
また、国際的な大規模なスポーツ大会の開催実績がない国だと、自分の国の盛り上がりに偏り、他の国へのサポートができない恐れがあります。
つまり、世界中が注目する試合の盛り上がりを常に中心でコントロールし、情報の発信や試合をスムーズに遂行することが難しいとなると、選ばれるのは難しかったかもしれませんね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
モロッコが残念ながら単独開催ができなかった理由を考えると、確かに、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共同開催のほうが安心感があり、大きな盛り上がりが予想できます。
メキシコの治安がネックではありますが、8年のうちに治安も回復するでしょうか。
世界の情勢は今安定しない状況になっています。
あらゆるリスクに備えて、「リスク分散」の方法をとったのは良策かもしれません。
今年はロシア大会、4年後はカタール、8年後は、アメリカ、カナダ、メキシコ共同開催です。
3カ国となるとさらに大いに盛り上がりそうです!
公式の応援Tシャツももっと派手になるのかもしれませんね(^^)
ロシア大会のTシャツはシンプルでいいのですが、シンプル過ぎる気も・・・
日本代表、8年後は代表総入れ替えとなっているでしょうね。
どんな若い力が今育っているのか、楽しみにしておきましょう!
それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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