日本パラリンピック委員会(JPC)は3月に開かれる平昌(ピョンチャン)パラリンピックに出場する日本代表選手のメンバー(第1次)を正式に発表しました。
そして、あの冬季五輪一家の末っ子の成田緑夢(ぐりむ)さんがパラスノーボードで日本代表に正式決定しましたね!
スノーボードが新競技として採用され、成田緑夢さんが初代王者金メダル候補として期待されています。
事故による怪我で障害者となっても、夢をあきらめず苦難を乗り越えた成田緑夢さんに注目し、
華やかな経歴からの挫折や平昌パラリンピックを目指すまでの彼の歩んできた道をご紹介します。
また、あの有名な兄成田童夢さんと姉の今井メロさんをはじめ、ご両親は現在どうしていらっしゃるのか、コメントなどをまとめてみたいと思います。
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目次
平昌パラ日本代表・成田緑夢の経歴や成績は?
五輪一家の末っ子として幼いころから父親の英才教育を受け、その才能はトリノオリンピック日本代表の兄や姉よりもあると言われていたことも。
父はスノーボードコーチの成田隆史。
長兄は成田童夢、姉は今井メロ。
成田緑夢の経歴や怪我の原因は?
成田 緑夢のプロフィール
成田 緑夢(なりた ぐりむ)
生年月日:
1994年2月1日(現在23歳)
出身:
大阪市住之江区出身
競技種目:
フリースタイルスキー(ハーフパイプ)
スノーボード
トランポリン
陸上選手
(近畿医療専門学校所属)
成田 緑夢の経歴
長野オリンピックでスノーボードのデモンストレーターを務める
小学校時代から国際大会に出場する。
2010年:
バンクーバーオリンピック金メダリストのショーン・ホワイトが見せた新技「ダブルマックツイスト1260。」を一発で決める技術を習得
平行して父の影響でトランポリン競技もこなす。
2010年8月;
全国高校選手権の男子個人で歴代最高得点16.3点で最高難度賞を受賞
2012年11月:
フリースタイルスキー・ハーフパイプに取り組む
2013年1月、2月:
FISワールドカップに3回出場し、フリースタイルスキー世界選手権の日本代表に選出
2013年4月:
19歳、トランポリンの練習中の事故により左足の腓骨神経麻痺の重傷を負う(障害等級6)
ハープパイプ競技で復帰を果たす
2020年開催の東京パラリンピックに出場するため、走り高跳びなどの障害者スポーツにも取り組む
2017年12月:
サニーサイドアップとアライアンス契約を結ぶ
成田 緑夢の負った怪我と復活
スノーボードは1歳から始め、トランポリンやフリースタイルスキーでも頭角を現すなど、順調なアスリート人生を歩んでいた緑夢さんですが、
19歳だった2013年4月、自宅でトランポリンの練習中に大けがを負ってしまいます。
左足の切断こそ免れたものの、何度も手術を受け、膝から下にまひが残ってしまいました。
「もう競技としてのスポーツはやめよう」と落ち込んだ時期もあったそうですよ。
退院から約半年後、友人に誘われて試したウェークボードをやってみて、スポーツの楽しさに改めて気付いたといいます。
ウェークボード大会に出場し、健常者たちを退けて優勝するほどにアスリートとしての復活を遂げます。
また自分が頑張ることで障害者や人を励まし、勇気を与えられることに気付き、新たな目標「パラリンピック」を目指すようになりました。
ほか、スノーボードだけではなく、夏季のパラリンピックも狙っていると言います。
成田緑夢の戦歴、成績がすごい!
フリースタイルスキー
2013年:
フリースタイルスキー世界選手権 ハーフパイプ・9位
2013年:
フリースタイルスキー世界ジュニア選手権 ハーフパイプ・優勝
スノーボード
2016年:
全国障害者スノーボード選手権大会 スノーボードクロス(下肢障害その他)優勝
2017年:
IPC・スノーボードワールドカップ タホ大会 スノーボードクロス(SBLL-2)優勝
IPC・スノーボードワールドカップ 平昌大会 バンクドスラローム(SBLL-2)優勝
全国障害者スノーボード選手権大会 スノーボードクロス(下肢障害その他)優勝
陸上
2016年
日本パラ陸上選手権 走り高跳び(T44《下肢障がい》)2位
2017年
日本パラ陸上選手権 走り高跳び(T44《下肢障がい》)2位、走り幅跳び(T44《下肢障がい》)2位
平昌パラ日本代表・成田緑夢のメダル獲得の可能性は?
2016年からは全勝で負けなしの成績を収めています。
順調に整えれば、金メダルも夢ではないでしょう!!
是非頑張っていただきたいと思います。
成田緑夢の親と兄姉のコメントや現在も
成田緑夢さんのお父さんは、世間ではスパルタな親として有名です。
兄と姉のトリノオリンピック出場の際には、お父さんもかなり注目されたようです。
<お父さんについて>
父:成田隆史
・スノーボードコーチ
・京大出身で天才肌
・元青年実業家で行動派
・成田童夢と今井メロを約15年間大阪市内の自宅で指導。
・「夢くらぶ」を運営(スノーボードクラブ、後にトランポリンにシフト)
<お母さんについて>
元妻今井多美江さんとは、姉メロさんが4歳の頃1991年に離婚しています。
緑夢さんはその後に生まれていますから、お母さんは多美江さんなのか詳しくは不明です。
<兄姉について>
・長男:成田童夢 1985年9月22日生まれ
・次男:今井流星
・長女:今井メロ(夢露)1987年10月26日生まれ
・三男:成田緑夢 1994年2月1日生まれ
次男の今井流星さんは一般人ということで詳しい事はわかりません。
今回の緑夢さんの日本代表決定について、ご家族のコメントを探しましたが、まだ詳細はわかりません。
お兄さんとお姉さんは現役を引退後、ジャンルの違う業界である意味「ぶっとんだ」道を歩んでいらっしゃるようです。
兄と姉が結局今何をしているかは、わかり次第こちらで更新予定です。
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まとめ
いかがでしたか?
緑夢さん、パラリンピック出場本当におめでとうございます!!
怪我や挫折を乗り越え、人々に夢を与えられる素晴らしい青年に成長しましたね!!
インタビューの受け答えも丁寧で、上のお兄さん、お姉さんとのイメージは少々違います。
1歳からスノーボードをはじめられたとか・・・
兄と姉の影響もあったと思いますが、英才教育すごいですね!!
華々しい戦歴や経歴の持ち主ですが、五輪一家のプレッシャーもおそらくあったでしょう。
その中での大けがでの挫折の苦しみはどんなにか大きなものであったか想像できます。
新競技での初の金メダルを狙える最有力候補ですからしっかり体調を整えて試合に臨んでほしいですね!!
頑張ってください!!
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