子供がいると、何かと学校行事に参加する機会が増えてきますよね。
子育て世代では、PTAの役員になったり、学校以外の行事に参加したり、地域や外部とのつながりを持つ機会もたくさん出てきます。
また、地域の活動やPTA活動を長くしていると、学校の「来賓」として招待される機会もあります。
子供たちの新しい門出をお祝いするために、自分の所属する団体の代表として地域の学校の卒業式もしくは入学式に招かれることは名誉なことですね!
さて、ここで頭に浮かぶのは、入学式の来賓として「服装は何がいいの?」という疑問ではないでしょうか。
ここでは、気になる服装やスーツ、女性ならアクセサリー、男性ならネクタイや靴下の色はどうするのかなどを調べてご紹介したいと思います。
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目次
小学校入学式の来賓とは?

「来賓」とは、入学式を行う学校側から入学式に招待された人たちのことを示します。
来賓として招待される人としては、市長やPTAの前年度会長・副会長、地域の中学校や幼稚園保育園など校長や園長、PTA役員が招待されることが多いようですよ。
また、他にも、小学校が位置する地域の町内会長や福祉団体の役員なども呼ばれたりします。
学校によって人数や招待者も異なりますが、子供がいたり、学校の役員をやっていると意外と招待される機会もあるんですよ。
そして、その招待者の中から、数名に学校側から入学式の祝辞・謝辞の挨拶をお願いされます。
入学式の来賓として招待されたり、さらに祝辞もお願いされたときは、快く引き受けましょう。
大変名誉なことですし、新入生にとって心に残る式典になるといいですね。
小学校入学式で来賓の服装やスーツの色は?

実は私は保護者として「入学式」というものを6度経験していますので、入学式の雰囲気や流れをもとにお話しさせていただきます。
ざっくりとしたイメージですが、来賓の方々の装いは、卒業式よりもさりげない華やかさやおしゃれ感をプラスした印象。
誰が見てもそつがなくきちんとした印象であれば、好感度がありますし、
ブレザーとタイトスカートなどのかっちりと形にハマったスタイルにこだわる必要はなさそうです。
ただし、自分がおしゃれだと思っていても他人から見るとそうでないものも多々あります。
また、雑誌などにある「さりげないおしゃれ」だとか「少し抜け感を出す」など言われてもイメージが湧かない事もありますよね。
では具体的にイメージしていきましょう。
男女とも流行にとらわれず年齢にふさわしい服装で
式の主役はあくまでも「子供」である事を忘れてはいけません。
その主役に対して、失礼のないよう「来賓」としての服装をこころがけましょう。
例えば女性の場合、流行にとらわれて実年齢よりも若々しいスーツを選んでしまい失敗したケースもあります。
若々しく演出することも大変重要なことです。
が・・・
例えば明らかに40代アラフォーの来賓の女性が、次のような装いで登場したら皆さんの目にはどう映りますか?
・スカート丈が膝上5センチ
・スーツの色はパステルカラー
・ブラウスはシースルーデザイン
・揺れるタイプのイヤリング
おそらく「バブル時代をひきずったオバサン」と言われるのがオチでしょう。
これが20代ならセーフかもしれません。
ですが、30代~40代は絶対に避けたいスタイルです。
では、どういったことに気をつければ、来賓として入学式にふさわしい服装になるのでしょうか。
まずは女性の服装の基本からご説明しましょう。
来賓として女性の装いについて
【洋服の場合】
・スーツかアンサンブル、ワンピースが無難
・服装の色は上下同じか、上下同じ系統の色の組み合わせ
・スカートの場合は、膝丈より上はNG
・黒、グレー、ネイビー、薄いグレーが最も無難
・服装の色がダークカラーなら、上か下のどちらかを光沢のある素材にしても
・ダークカラーのスカートならば、フレアーやプリーツでもよい
・襟があれば、清潔感のある白のレース柄やフリルなどでさりげなく華やかに
・コサージュはスーツの色と違う色でもOK
・ネックレスはパールが上品で人気
・ストッキングは、肌色。
(ちなみに、来賓の方々の装いはほとんどの人が色は控えめです。)
40代、50代の女性におすすめのスタイル
引用元: RUIRUE BOUTIQUE
大人の女性の知性や美しさをクールにアピールできそうなスーツスタイル。
裾のデザインがオシャレでさりげない個性も出せます。
詳しく知りたい方はコチラ
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30代後半~40代前半におすすめのスタイル
引用元: RUIRUE BOUTIQUE
ツイードはどの年齢層でも人気です。
30代ですから、「個性」や「華やかさ」を出したいところですが、ぐぐっど我慢です。
色のトーンは抑え気味に考えると丁度よいでしょう。
詳しく知りたい方はコチラ
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着物の装いは大人しい色柄が無難
来賓で着物の方の割合はスーツに比べて少ないです。
年配の方でお着物の方が1人~2人いらっしゃるかなというイメージでしょうか。
着物にされる場合ですが、くれぐれも、主役の生徒や保護者よりも目立たないよう「ドレスダウン」を心がけてくださいね。
ひと昔前(親世代)では、子供の卒入学式に着物を着る保護者は黒の羽織を着物の上に羽織るのが定番でした。
現在は、30代40代では黒の羽織を羽織っている方はほとんど見かけることはありません。
ですが、「来賓」という立場ですので、ドレスダウンという意味ではふさわしいとも言えます。
現在の定番と言われる着物ですが、
・色無地
・華やかでない色柄の訪問着
・江戸小紋
が主流のようです。
イメージはこちら
↓↓↓
引用元: 色無地訪問着
大人しい色柄が良いかと思います。
来賓として男性の装いについて
今の50代、60代以上の時代は、ブラックフォーマルが一般的でした。
ですが、今の30代、40代であれば、市長クラスなら別ですが、落ち着きのある「ダークスーツ」で違和感はないでしょう。
(時代の流れでしょうか)
ダークスーツとは、基本的に、黒をはじめ、ダークグレーや濃紺など暗い色合いのスーツ全般のことです。
無地のものの他に、うっすらストライプが入ったものも示します。
ブラックスーツとの違いは、流行が取り入れられ、スタイルやデザイン性があることです。
ビジネスやパーティーなど、様々なシーンで着用可能なスーツですね。
紳士服売り場の礼服コーナーで売られているのがブラックスーツで、その他一般の暗い色合いのスーツがダークスーツという認識を持っておくとわかりやすいでしょう。
来賓として招待される方は年配の方が多い(男性は特に)ので、なるべく暗い色のスーツがよいかもしれません。
ワイシャツは無難な「白」にしておきましょう。
また、地域によっては、来賓の考え方や年齢層も都心とは違うかもしれません。
地元の紳士服売り場から情報をもらうのも裏技かもしれませんね!
来賓のアクセサリーや男性のネクタイや靴下は?
・来賓としてふさわしい上品で大人しいものか
がポイントでしょう。
女性のアクセサリーは華やかさよりも上品さ
一般的には、女性のアクセサリーは
・コサージュ
・ネックレス
・イヤリング(ピアス)
です。
コサージュはあまり大きくなく、豪華で華やかなコサージュは避けましょう。
スーツと同じ色でなくてもよいですが、同系色が無難です。
とはいえ、コサージュ選びは悩ましいところですね・・・
個人的にコサージュは、ふわふわしたものよりも、生地の質感のある方が、上品に見えると思います。↓
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また、入学式のお母さん方とはテイストの違うコサージュもおすすめです。
エレガントというよりもキチンとしたイメージがあります。↓
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ネックレスは、光るものは避けましょう。
細め~中くらいの玉のネックレスがよく、コサージュとのバランスも考えた方がよいです。
2連3連となると華やかさが増しますので避けた方がよいでしょう。
イヤリングは、ゆらゆら揺れる大き目のイヤリングは避け、揺れのないもの、もしくは揺れの少ない小ぶりなイヤリングを選ぶとよいでしょう。
男性のネクタイはシルバー系、靴下は黒
ダークスーツは礼服ほどかたい印象はないので、本来ならネクタイも色物でも大丈夫です。
ですが、ダークな色のネクタイはビジネスの印象を与えるかもしれませんので、パステルなど綺麗な色柄がいいかもしれません。
ダークスーツでもシルバー・シルバーグレーのネクタイをすればフォーマル感がアップししっくりきます。
どの年齢層からもマナー違反な印象はないのでおすすめです。
ポケットチーフは、必ずしも必要ではありませんが、見た目がぐぐっとお洒落になります。
ポケットチーフはネクタイと色を合わせるのが一般的。
靴下は一般的に「黒」です。
白っぽいものや、長さの短いもの等は避けましょう。
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まとめ
入学式の来賓として出席する場合の服装についていかがだったでしょうか。
「来賓」に招待されるのが初めてなら戸惑うことは当然です。
ですが、「控えめにする」という意識があれば失礼になることはまずないと思います。
女性の洋服であれば、明るい色は避ける、小物やアクセサリーは上品に。
着物は落ち着いたしっとり大人のイメージで。
男性は黒っぽいスーツにシルバーのネクタイです。
考え方はそんなに難しくありません。
子供達のハレの舞台に立ち会うという名誉な席をいただけたことに感謝し、素晴らしい式典になるようにお手伝いをしましょう!
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