一世一代の儀式「大嘗祭」のために建てられた「大嘗宮」は、儀式が終わると取り壊されてしまいます。
歴史的建造物「大嘗宮」が取り壊される前に「一般公開」で建物見学をするためにはどうしたらよいのか調査しましょう。

大嘗宮の取り壊される日はいつ?大嘗宮の建物見学(一般参観)の日程はいつからいつまで?
一般公開される場所は?
一般公開される時間は?
見学の料金や予約申込みは?
などなど建物を見学するにはわからないことばかりです。
事前にしっかり計画をして足を運びましょう。
他にも大嘗祭の記事を書いています。
よろしければどうぞ。
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目次
大嘗祭の儀式を行う「大嘗宮(だいじょうきゅう)」とは
大嘗宮の儀(大嘗祭)で儀式が行われる大嘗宮とはどのような場所なのかまとめてみます。
「大嘗宮の儀」の目的
天皇が即位した後、初めて、大嘗宮において、新穀(新米)を皇祖及び天神地祇にお供えし、安寧と五穀豊穣などを感謝するとともに、国家・国民のために安寧と五穀豊穣などを祈念される一代に一度の儀式です。
「大嘗祭」の中心的儀式、そして、御大礼の儀のクライマックスとなります。
■なるほど!知ってると得する大嘗宮の見どころ
「大嘗宮」の場所
大嘗祭ので儀式が行われる祭場「大嘗宮」はどこにあるのでしょうか。
大嘗宮の場所:皇居東御苑「本丸地区」/東京都千代田区千代田1-1
本丸広場の一部に造られています。
「大嘗宮」の写真
伊勢神宮の正宮を思い出せる雰囲気です。
「大嘗宮」の建設期間
令和元年7月より着手し約3~4ヶ月かけて建設されました。
工事は清水建設(東京)が行ったとのこと。
大嘗宮の取り壊される日(大嘗宮解体工事)はいつ?
工事日はわかりませんが、解体工事のために立入禁止になる期間は以下です。
12月14日~来年2月末予定
となっています。
■大嘗宮の建物を知ると面白い!
⇒大嘗宮一般公開の見どころと「黒木造り」鳥居の謎!飛鳥時代の建築法がすごい!
「大嘗宮」建物見学の日程・時間・場所・料金は?
それでは一般参観の日程です。
期間限定の一般公開ですので、お間違いないように。
- 実施期間:
令和元年11月21日(木)~12月8日(日)まで(18日間) - 入場時間:
午前9時~午後3時まで(皇居東御苑からの退去は午後4時まで) - 実施場所:
皇居東御苑「本丸地区」 - 参観料:無料
「大嘗宮」建物見学の入口や経路は?
※令和元年秋季皇居乾通り一般公開[11月30日(土)~12月8日(日)の9日間]も重なります。
大混雑が予想されますので、入口や経路は事前に場所を確認しておきましょう。
「大嘗宮」建物見学(一般参観)の入口は?
大嘗宮一般参観及び皇居乾通り一般公開の期間中
坂下門
退出口は数カ所あります。
下記の案内図を参考にしてください。
(宮内庁HPより)
⇒一般公開案内図
「大嘗宮」建物見学(一般参観)の経路と注意点
下記の一般参観経路参考にしてください。
(宮内庁HPより)
⇒参観経路
どの最寄り駅を利用しても最初の入口は「坂下門」です。
見学を終えた後は、大手門、平川門、北桔橋門から退出することが可能です。
<大嘗宮一般参観>
- 坂下門から参入し,宮内庁庁舎前を右折して富士見櫓下を進んだ後,皇居東御苑の大手門,平川門又は北桔橋門から退出します。
- 皇居乾通り一般公開同時開催期間中は,乾通りの途中にある西桔橋からも大嘗宮一般参観経路へ合流することができます。
※坂下門から大嘗宮までは約900mほど。
<注意点>
乾門又は皇居東御苑から大嘗宮を参観することはできません。
大嘗祭の建物見学の混雑注意点!
なんといっても大混雑との戦いとなります。
長蛇の列に並ぶことは避けられないでしょう。
なんと!初日の見学者は約2万人!
平成の大嘗宮の見学の際は、全部で44万人だったそうですから、今後の混雑はある程度覚悟しておいたほうが無難です。
実際の見学体験などを知りたい方はこちら。
↓
以下の注意点を必ず事前にチェックしておきましょう。
- 最終入場時間は午後3時
- 最寄りの各駅から坂下門まで徒歩で30分近くかかる場合もあり。
- 坂下門で並ぶ際には列を崩したり,立ち止まったりなどしない。
- 当日は,坂下門から入門する際には、手荷物検査とセキュリティーチェックが行われる。
- 手荷物が多い場合は、最小限にするか駅等のコインロッカーに預ける。
- 歩きやすい履物・靴にする(砂利道や坂が多い為)ハイヒール、下駄履きはご注意を。
■帰りは東京の大嘗祭御朱印巡りもおすすめ!
【東京】大嘗祭の限定御朱印のある神社やお寺一覧|授与期間と値段
即位の礼の特別限定御朱印|皇室ゆかりの神社とお寺巡り|時間や混雑状況
「大嘗宮」建物見学についての疑問と注意点
一度皇居に足を運ばれたことのある方にとっては特に「いつもとどう違うの?」とあれこれ気になることも多いでしょう。
実はいろいろと通常とは違う注意点がありますので、確認しておきましょう。
■令和「大嘗祭」の謎|伝統行事の日程詳細と建築費用削減について
大嘗宮の中を見学することは可能?
残念ながら中は見学できません。
中は天皇陛下および一部の許されたものしか入ることができない場所です。
一般の方は外から眺めるだけとなります。
同じ日に大嘗宮と皇居乾通りを両方見ることは可能?
坂下門を入った後、宮内庁庁舎を左手に見ながらまっすぐ進んで乾通りに入ることが可能。
途中で右折して西桔橋を渡ります。
大嘗宮への参観経路に合流できます。
■乾通りの紅葉も同時見学をしたい方はこちらで詳しく
大嘗宮一般参観期間中は皇居東御苑は自由に入園できる?
大手門又は平川門から入園し、大嘗宮のある本丸地区を除くエリア(二の丸庭園、三の丸尚蔵館など)には自由に入れます。
ただし、北桔橋門は「退出専用門」となり入門不可です。
大嘗宮を見た後に「二の丸庭園」や「三の丸尚蔵館」に行くことは可能?
可能です。
ただし、皇居東御苑の閉園時間(午後4時)、三の丸尚蔵館の最終入館時間(午後3時30分)に注意しましょう。
二の丸庭園や三の丸尚蔵館に行った後に「大嘗宮」を見学できる?
二の丸庭園や三の丸尚蔵館から直接大嘗宮に行くことはできません。
平川門又は大手門から退出し、改めて坂下門に回る必要があります。
見学の予約や申し込みが必要かどうか
事前に見学の予約は受け付けていません。
事前に申し込みをする必要もありません。
身分証明書は必要かどうか
身分証明書は不要です。
入口で持ち物チェックなどのせキュリティーチェックが行われます。
入場時の手荷物チェックについて(持ち込み禁止なもの)

入口付近でのセキュリティーチェックで持ち込み禁止となるものは以下のものです。
- カメラ・・・◯
- カメラの三脚・・・✕
- 自撮り棒・・・✕
- 脚立・・・✕
- 飲食物・・・✕
大嘗宮の見学<坂下門へのへのアクセス方法>
■地下鉄各線「大手町」駅D2出口から徒歩約15分
地下鉄千代田線「二重橋前」駅6番出口から徒歩約15分
■大嘗宮見学の計画(新幹線や宿泊)はお早めに。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一般参観は誰でも無料で行くことができますが、期間限定ですので、ご注意を。
12月中旬には取り壊されてしまうため、この期間のみのチャンスとなります。
おそらく大混雑が予想されます。手荷物チェックで手間取らないように荷物は最小限がいいでしょう。
また、坂道が多いため、ヒールは避け、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
遠方からお越しの方は、一般公開期間や時間を間違えないように計画的に旅の準備をしましょう。
また、寒い季節に行列に並ぶ必要がありますので、服装の防寒対策も忘れずに。
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