今年の夏も8月の終戦記念日を迎えるにあたり、戦争や平和について考える季節となりました。
近年は、身近な生死に関わる危機と言えば、自然災害などはもちろんですが、「戦争」という意味合いでは、北朝鮮の「弾道ミサイル」が頭をよぎります。
そして、記憶に新しいところでは、6月23日に政府のCM「弾道ミサイル落下時にとるべき行動」に衝撃と不安を覚えた方も少ないのではないでしょうか。
視聴者からは「CM制作に税金を使わないで」とあったらしいですが、私的には「政府もとうとう動いてくれたか」と思いましたね。
目次
政府のCMの内容(6月23日)振り返り
〜政府広報|内閣官房・消防庁より〜
「政府から、お知らせします。」
弾道ミサイルが日本に落下する可能性がある場合、「Jアラート」を通じて屋外スピーカーなどから国民保護サイレンと緊急情報が流れます。
Jアラート=全国瞬時警報システム
〜J-ALERT警報音(弾道ミサイル警報音)が鳴る〜
〜音の印象〜
「ビ」と「ブ」の間くらいのブザー音を長押し音した感じ。
危機的な感じはするが、緊急地震速報のような大きな不安をあおる音色ではない(個人的な感想)。
【屋外にいる場合】
頑丈な建物や地下に避難してください。
【近くに建物がない場合】
物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってください。
【屋内にいる場合】
窓から離れるか、窓のない部屋に移動してください。
「国民保護サイレン」と「弾道ミサイル落下時の行動」のご確認を。
「国民保護 政府広報オンライン」で検索。
お問い合わせは、内閣官房、消防庁、お近くの自治体へ。
といった内容でした。
万が一、弾道ミサイルが落下してきたらどうする?生死を分けるのは、一瞬の判断
実は過去2回、沖縄でのみJアラートが鳴っていた!
2012年12月と2016年2月に沖縄上空を北朝鮮のミサイルが通過した際にJアラートがなっていたらしいです。
避難には短時間でどう行動するかが肝心…自分や家族の命を守るために、以下の方法を必ず覚えておこうと思います。
まずは「爆風」から身を守ること!
ミサイルが落ちたら、まず起こるのは爆風です。
Jアラートが流れた後にすぐとる行動は、「爆風から身を守る事」です。
屋内にいる場合の行動
窓から離れる!木造なら鉄筋の建物へ避難!
爆風により窓ガラスが割れて部屋に飛んでくる可能性が大きいです。
窓がある部屋にいる場合は、まず窓から離れるか、窓のない部屋へ移動しましょう。
普段いる場所が木造で鉄筋出ない場合は、近くにある鉄筋の建物や、小学校や公民館などを探しておくとよいです。
外にいる場合の行動
頑丈な建物か地下に避難!
爆風によって破壊された物の破片が飛んでくる可能性が高くなります。
できるだけ頑丈そうな建物か地下に避難しましょう。
車に乗っている場合は、燃料に引火する可能性があるので、車を降りて頑丈な建物へ逃げましょう。
建物がない場合の行動
地面に伏せて頭を守る!
爆風は水平に横へ動くため、低い姿勢の方がよい。
建物が近くになければ、木などの物陰に隠れる事。
地面に伏せて頭部を守りましょう。
バッグなど頭に乗せるものがあれば、それで頭を守ります。
ミサイルが着弾した後の行動は?
屋内にいる場合の行動
室内を閉め切る
怖いのは煙や毒性のある化学薬品です。
換気扇などを止めて窓などを閉め切ります。
目張りができるならやりましょう。
情報が肝心です。テレビやラジオをつけて次の行動を考えましょう。
外にいる場合の行動
ハンカチか口を覆えるもので口を塞ぐ
建物があれば非難します。(その後は「屋内にいる場合の行動と同じ)
落ち着いて情報収集し行動しましょう。
まとめ
日本海沿岸に暮らす方々にとっては毎日が不安な事と思います。
秋田県男鹿市や新潟県燕市(にいがたけん つばめし)など、ミサイルに備えて避難訓練をする自治体もある。こういった活動をもっともっと全国に広めてほしいものです。
北朝鮮からの距離はとても近いですよね。
だから短時間の非難が必要となります。
それと、とにかく「爆風」に要注意ですね。
「備えあれば憂いなし」
今から的確な逃げ方を確認しおきましょう。