経口補水液(けいこうほすいえき)というものをご存知ですか?

内科や小児科、薬局に行くとペットボトルで販売されている大塚製薬の経口補水液オーエスワン(OS-1)を見かけますね。

主に下痢や嘔吐や発熱等による脱水症状の治療に使われる飲み物ですが、この経口補水液が、熱中症予防に役立つとして今注目されています。

ところが先日、熱中症予防に経口補水液オーエスワンを大手コンビニ(セブンイレブン)で買いに行くと、取り扱いがありませんでした。

しょうがないので、スポーツドリンク(ポカリスエットやアクエリアス)で熱中症を防ごうと代用を考えたのですが、どうやら経口補水液とスポーツドリンクとでは大きな違いがあるようなんです。

というわけで、今回は熱中症に効果があると言われている経口補水液がコンビニで簡単に手に入らない理由やスポーツドリンクとの違いを調べたいと思います。


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そもそも経口補水液って何?



経口補水液(けいこうほすいえき)は、食塩とブドウ糖を水に溶かしたものです。

下痢や嘔吐、発熱などによって脱水症状を起こしてしまうと、体力のない子供や老人は死に至ることも。

脱水症状となると大腸で水分吸収ができなくなり、電解質もさらに流出されてしまいます。

一方、小腸ではナトリウムイオンとブドウ糖が吸収されると同時に水も吸収される仕組みから、体内に糖と食塩を摂取すれば、大腸に代わり小腸で水分補給できることが明らかになりました。

これが経口補水液が生まれたきっかけです。

また、最近では点滴で水分補給するのではなく、点滴の難しい乳幼児の場合は経口補水液を使う病院も増えているのだとか。

今では脱水症状を経口補水液で治療するという考えが普及しているようです。

経口補水液はなぜ便利なコンビニで取り扱いがないの?

消費者庁が許可した食品にだけ表示が認められる「特別用途食品」というものがあり、

経口補水液はその中の「病者用食品」に分類され、脱水症状の治療に利用されています。

つまり、どこでも買える清涼飲料水とは違い、「病者用食品」であるために医師や薬剤師などの専門家のいる場所に限られるということです。

「飲み方に注意が必要」という扱いのようですよ。

ですので、現在CMで宣伝されているオーエスワンについても同様に、購入できるのは、病院内の売店やコンビニ、自動販売機や、薬局、ドラッグストアなど、専門家がいるところに限られています。

それにしても、これだけ知名度が上がっていて、熱中症に有効であるということが知れ渡っている経口補水液やオーエスワンがスーパーやコンビニで誰でも手軽に手に入らないとは・・・残念です。

経口補水液とスポーツドリンクの違いは?



近年毎年夏になると、スポーツドリンクは熱中症対策に効果があるという認識が多く広まっています。

現に、小学生、中学生に持たせる水筒の中身は昔はお茶が定番でしたが、今はスポーツドリンクもOKになっているところもあります。

液体のスポーツドリンクをはじめ、粉末のものも多く出回っていますよね。



それだけ世間の認識が「熱中症対策にはスポーツドリンク」となっているのは間違いなさそうです。

しかも、ポカリスエットは、オーエスワンと同じ大塚製薬の商品です。

ポカリスエットも点滴をヒントに誕生した商品であると聞いたような・・・?

何が違うのでしょうか。気になりますね。

結論から言うと、スポーツドリンクは、医学的に熱中症に効果のあるとされる経口補水液とは成分に違いがあり、経口補水液と全く同じ効果は得られないようです。

その違いが何かというと、経口補水液の「水分」、「塩分」、「糖分」のバランスにあるのだとか。

適当に味の美味しさを求めてこの3つを配合されたものでは経口補水液と同じ効果は得られません。

先に述べた通り、熱中症になると小腸で水分を吸収されるのに最適な経口補水液を摂取します。

この小腸の働きにもっとも影響する水分、塩分、糖分の比率があるそうなんです。

最適な比率は、水1Lに対し、Na:ブドウ糖=1:1~2の濃度比(モル/L)。

このバランス比が最も重要なんですね。

普通の水だと、塩分や糖分は含まれませんし、スポーツドリンクだと糖分が多くて塩分が少なくなります。

経口補水液は、小腸に水分を吸収してくれる絶妙で最適ななバランス比をもつ飲み物で、最も熱中症予防の水分補給に適していると言われる理由なんですね。

つまり、健常者が多く発汗した場合はスポーツドリンクを利用し、過度の発汗で脱水症状が心配される場合はオーエスワンのような経口補水液を利用するというよな「使い分け」が良いかもしれません。

トップバリューの経口補水液とオーエスワンの違いは?

お気づきになった方も多いと思いますが、スーパーにオーエスワンは置いていなくても、イオンなどへ行けばトップバリューブランドで「経口補水液」を見かけます。

これはどうなんでしょうか。

値段もオーエスワンよりも50円ほど安い価格で売られているのでとても魅力的な商品となっています。

味もレモン味が発売されていて飲みやすそうですが、実際のところどうなのか商品についている成分表を見ると、

やはり全く一緒ではないようです。

トップバリューの経口補水液には、遺伝子組み換えの可能性のあるトウモロコシの由来の糖分が入っています。

ですが、素人から見るとほぼ同じのレベルの違いかと。

また、ウィキでも見つけたのですが、自宅でも水と砂糖と食塩があれば応急処置用に近いものが作れるとされています。

水1リットルに対して砂糖大さじ 4と1/2、食塩小さじ 1/2を加えることで簡単に作れるようです。

それを考えると、少なくとも専門家が監修しているであろうトップバリューの商品でも自宅用ならいいのかな、と個人的には思っちゃいますね。

今ではトップバリューに限らず各社ブランドの経口補水液が発売されています。

意外とたくさんありますね。


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まとめ

何となくイメージで経口補水液は医療用だと認識はしていましたが、詳しく理由がわかりスッキリしましたね。

熱中症対策の面から言うと、経口補水液は、過度の発汗で健康に異常があり熱中症が疑われる場合には有効ですが、普段健常者が多く汗をかくレベルであれば、スポーツドリンクで十分だということです。

コンビニやスーパーでオーエスワンのような経口補水液が置かれていない理由は、経口補水液が「病者用食品」という分類の商品で、病院や薬局などと違い、医療の専門家がいない場所では基本的に販売できない理由からでした。

また、ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクとの違いは、水と塩分、糖分の配合の比率でした。

熱中症で脱水症状を起こしたときにには、治療に必要な成分と配合の経口補水液が最適ですが、普段の水分補給ならスポーツドリンクなども有効であるということです。

つまり、熱中症で早急に水分を補給する場合は、コンビニではなく、まっすぐ薬局やドラッグストアに買いに走りましょう。

普段の水分補給を考えるならスポーツドリンクを使うことも方法の一つです。

それぞれ使い分けるといい事がわかりましたね。

猛暑が続く日本列島。

各家庭にあった対策が必要です。

それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました。



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