医療系の記事を読んでいて出会った、「がん治療の救世主『キメラ』がついに実用化」、という記事。

「キメラ」??

確か「キメラ」てギリシャ神話に出てくる頭と胴体が違う動物から成るコワイ怪獣では?

それに確か火を吐く恐ろしい怪獣だったような・・・

夢のがん治療法の名前の由来が怪獣なんて相当特殊な治療法なの??

と興味はそこからだったのですが、このがん治療法が実用化されると助かる命が多くなるということは間違いなさそうだ。

アメリカでは年内に実用化される見込みで、日本でも早ければ来年にも一般患者でも使えるようになるのだとか。

もっと実用化が進んでいれば、イギリスのBBCが選ぶ世界の影響を与えた女性100人に選ばれたアナウンサーの「小林真央さん」ももしかすると試せたかもしれない、と考えると胸が痛むのは私だけでしょうか。

麻央さんだけでなく日本中、いや世界中のがん患者やその家族を悲しみから救うことができるかもしれない「キメラ」について将来への期待を込めて調査しました。





(以下「女性セブン」2017年8月17日号より参照)

がん治療法「キメラ」とは

正式には、「キメラ抗原受容体T細胞療法」(通称、CAR-T療法 ※)といいます。

(※)キメラ抗原受容体(CAR:Chimeric Antigen Receptor)

もともと人体には免疫細胞「キラーT細胞」というウイルスに感染した細胞やがん細胞を異物と認識し攻撃する細胞が存在しているのですが、

がん細胞は、体内の細胞が変化したものなので、異物と認識されず攻撃を免れて成長を進めてしまい、治療が遅くなってしまうことがあります。

そこで、T細胞の遺伝子にがん細胞を認識させる「高機能なアンテナ」機能を持つ遺伝子を加えて「キメラ抗原受容体T細胞療法」を作って培養し、それを体内に戻してがん細胞と闘わせるという治療法です。

この遺伝子を人工的に操作する過程が、いろいろな動物の特徴を持つ「キメラ」の名前の由来のようです。

恐ろしい意味ではなさそうでほっとしました・・・

アメリカでの実績と実用化

アメリカペンシルバニア大学の研究では、治療の施しようがないはっける白血病患者30人にCAR-T療法を試したところ、27人の血液がんが完全に消滅したとのことです。

今年7月上旬、アメリカでは年内の実用化を見込んでいたようですので、もう実用化は始まっていますね!

白血病のような「血液のがん」に効果があったということは、脳腫瘍やがんにも大きな効果が期待できるということ。

一日も早く日本でも実用化に向けて研究を進めてほしいものです。

気になる手術方法

とても困難な手術に感じられるますが、実際はどんな手術なのでしょうか。

やはり患者の負担や痛みが伴う治療なのでしょうか。

がん患者の腕から血液を採取
→血液からT細胞だけを取り出す
→遺伝子操作をする
→患者の体内に戻す

入院はトータルで1カ月ほどだそうです。

治療費の問題〜キメラの値段〜

やはり治療費の問題がひっかかりますよね。

これだけ注目されていて画期的な治療法であれば高額なのは当然ですよね。

イギリスの薬科設定機関が試算したCAR-T法の値段は、

「一人当たり7,000万以上」!

ええ??

アメリカの都市銀行のアナリストは、5,500万円とのこと。

値段が下がっても「ええ??」な値段ですね。

ある意味期待を裏切らない価格かもしれませんが、

気になるのは、日本での値段はどうなるのか。。。です。





まとめ

安くても5,500万円が高いのか安いのか私レベルでは何とも判断しがたい価格ですが、たくさんの命が助かるかもしれない夢の治療法が実用化して使用できるのであれば、
国が協力して医師や設備の技術向上をすすめるべきですよね。

医薬品開発メーカーなどの価格競争など今後実用化に向けてどこまで価格を下げてもらえるのか。

大量生産ができない限りすべての患者が治療を受けることはないのでしょうけど、私たちが生きている間に実用が一般化できるように大きく期待しています。