こちらの記事では、令和元年10月22日の「即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)」(即位の礼)の翌日に内閣総理大臣夫妻が主催して開かれる「晩餐会」で披露される「文化行事」(伝統芸能)に注目します。

能



どんな日本の伝統芸能が披露されるの?

即位の礼「文化行事」で出演するのは誰?

晩餐会の始まる時間は?テレビの生放送はある?

外国人に理解できるの?



晩餐会の中でも謎が多い「文化行事」とは、「狂言・歌舞伎・能・文楽」により日本の伝統文化・芸能を理解して楽しんでもらうための「おもてなしの時間」です。

そして超豪華な出演者の夢の共演が実現し外国人の招待者の方々に披露されるようですよ。

新天皇の即位をお祝いする晩餐会の総合アドバイザーとして、狂言師で演出家の野村萬斎さんがどのような世界観で「文化行事」を創り上げるのか期待が膨らみますね。

他にも晩餐会についての記事を書いています。
よろしければどうぞ。

天皇陛下即位の礼「晩餐会」ホテル料理メニューがすごい!メインとデザートは?








即位礼正殿の儀(即位の礼)の「文化行事」とは

舞台







新天皇の即位をお祝いするため開かれる「晩餐会」では「即位礼正殿の儀」(即位の礼)に際して来日する外国からの外国元首・祝賀使節をおもてなしするため、豪華な料理日本の伝統文化の披露が催される予定です。

内閣総理大臣夫妻主催「晩餐会・文化行事」概要

舞台2




「即位礼正殿の儀」(即位の礼)の当日の流れや晩餐会での豪華料理メニューについてはこちらを参考にどうぞ。



「即位礼正殿の儀」やパレードの後、夕刻に「晩餐会」が催されます。

日時:
令和元年(2019年)10月23日19:00~

会場:
ホテルニューオータニ東京「鶴の間」(千代田区紀尾井町)

趣旨・目的:
即位礼正殿の儀の参列に来日した外国元首・祝賀使節などに日本の伝統文化を披露し、日本の伝統文化への理解を深めてもらう。

令和「文化行事」は狂言・歌舞伎・文楽と能の4種

どうやら今回の令和の文化行事では平成の時と比べてかなりスペシャルな感じです。

平成の際には歌舞伎と能を披露しましたが、今回の令和では狂言歌舞伎文楽と日本を代表する伝統芸能が披露されます。

滅多に見られない上にとんでもなく豪華な顔ぶれの夢の共演となると、どんなものなのかとても楽しみになりますね。

平成の即位の礼の文化行事は歌舞伎と能の2種

では平成時はどうだったのか参考までに比べてみましょう。

中村勘九郎さん(当時)、坂東玉三郎さんが出演とは平成の時もなかなかの豪華ぶりです。

「首相官邸」公式サイト参照

日時:平成2年11月13日

概要:
(1)カクテル
⇒飲み物や食べ物の提供でお客様をお迎えします)

(2)伝統文化芸能鑑賞
・歌舞伎「根元草摺引」(演者:中村勘九郎、坂東玉三郎)
・能「石橋」(演者:喜多六平太、塩津哲生)

(3)正餐(せいさん)


(4)内閣総理大臣挨拶・乾杯
⇒乾杯のあいさつです。

会場:ホテルニューオータニ

服装:平服又は民族衣装

参列者:外国元首、祝賀使節、随員、駐日大使等各夫妻、内閣総理大臣始め三権の長夫妻、国務大臣夫妻等約700人



正餐とは・・・
正式の献立による料理のこと。洋食ではディナー、和食では本膳料理が正式。

令和の「即位の礼・晩餐会」の流れと文化行事の時間

10月23日19時~ホテルニューオータニ東京(紀尾井町)始まる予定です。

流れは以下の通り。

(1)カクテル
「芙蓉(ふよう)間」にて飲物・軽食を提供。

(2)内閣総理大臣夫妻が、会場に到着する参列者に順番にご挨拶。

(3)参列者が、正餐(さいさん)会場(ニューオータニ「鶴の間」)に移動。

(4)文化行事【狂言、歌舞伎、文楽、演目「三番叟(さんばそう)」】の解説映像を放映。

(5)野村萬斎さんが狂言、市川海老蔵さんが歌舞伎、吉田玉男さんが文楽を披露(演目「三番叟(さんばそう)」)。

(6)能、演目「石橋(しゃっきょう)」の解説映像を放映。

(7)観世清和さん観世三郎太さんが能を披露(演目「石橋(しゃっきょう)」)。

(8)内閣総理大臣が挨拶し、乾杯の発声。

(9)正餐(せいさん)の提供。

お食事の内容に興味のある方はどうぞ。



(10)参列者退出参列者が退出。

注目の文化行事は、乾杯の前に行われるということは、オープニング的なイメージなのかもしれませんね。

文化行事が始まる時間は晩餐会の最初の方ですので、19:00~19:30の時間帯を予想します。

令和の文化行事の豪華出演者は5名で天皇のご学友も出演

令和(今回)の文化行事の出演者の豪華メンバーすごいですね。

日本古来の伝統としきたりを重んじた伝統芸能であってもどこか新しい「世界に誇る素晴らしい日本文化」を伝えるには適任と言えるメンバーです。

狂言、歌舞伎、文楽「三番叟」(さんばそう)出演者

芸能が確立された時代が異なる「狂言」、「歌舞伎」、「文楽」の3種類、同一演目を共演します。

演目は「三番叟(さんばそう)」とのこと。

「三番叟」とは、五穀豊穣を祈り舞う演目。

新年や祝賀の会など儀礼的な場で行われるものだそう。

■野村萬斎(のむらまんさい)「狂言」

野村萬斎



<狂言師・演出家>

昭和45年『 靱うつぼ猿ざる』の子猿役で初舞台

昭和63年『 釣つり狐ぎつね』を初演

平成16年重要無形文化財「能楽」保持者に認定(総合認定)

平成23年文部科学省日本ユネスコ国内委員会委員

平成30年東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開会式・閉会式チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター

平成30年ジャポニスム2018『 ディヴァイン・ダンス三番叟さんばそう』公演(パリ)

平成30年文化庁芸術祭演劇部門優秀賞

野村萬斎さんは来年の東京五輪・パラリンピック開閉会式の総合統括も務めていることは記憶に新しいところですね。

映画俳優としてもメディアで広く知られています。

■市川海老蔵(いちかわえびぞう)「歌舞伎」



<歌舞 伎俳優>

昭和58年『源氏物語』の春宮とうぐうで初お目見得

昭和60年七代目市川新之助を襲名

平成16年十一代目市川海老蔵を襲名

平成16年国立シャイヨー宮劇場にて襲名披露公演(パリ)

平成19年オペラ座松竹大歌舞伎(パリ)

平成19年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章

平成27年東京2020組織委員会文化

教育委員会委員・平成28年カーネギーホール公演(ニューヨーク)

令和2年5月より十三 代目市川團十郎白猿を襲名

海老蔵さんは歌舞伎以外でもいろいろな顔をもつマルチな俳優さんというイメージです。

歌舞伎以外でも舞台に出演したり、映画やドラマ、CMにも多数出演されています。

端正な顔立ちで女性に非常に人気のある歌舞伎役者の一人で、最近では長男長女の襲名披露などでも話題の人物です。

■吉田玉男(よしだたまお)「文楽」



<文楽人形浄瑠璃の人形遣い>

昭和44年吉田玉女として『菅原すがわら伝授でんじゅ手習てならい鑑かがみ寺子屋の段』(菅かん秀才しゅうさい)で初舞台

平成14年文楽中南米公演『曽根崎そねざき心中しんぢゅう』、『 釣女つりおんな』公演

平成25年国 立劇場文楽賞文楽大賞受賞

平成26年日本芸術院賞受賞

平成27年第50回大阪市市民表彰

平成27年二代目吉田玉男を襲名

平成30年ジャポニスム2018『 壺坂つぼさか観音かんのん霊験記れいげんき』公演(パリ)

時代物の立役(男人形)を得意とし、品格ある芸風で知られています。

能「石橋」(しゃっきょう)出演者

親子演者により能を共演します。

「石橋」 とは、獅子が牡丹の花に戯れ泰平の代のめでたさを豪快に舞う祝言の演目だそうです。

は、室町時代に観阿弥・世阿弥親子が能楽を大成してから、約650年の歴史ある日本芸能です。

その流れを汲む観世流は、能楽師約700人を擁する能楽五流派のなかでも最大規模を誇る名家です。

■観世清和(かんぜきよかず)「能」

<能楽師>

二十六世観世宗家

昭和39年『鞍馬天狗』で初舞台

平成2年観世流家元継承

平成8年芸藝術選奨文部大臣新人賞

平成11年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章

平成25年芸術選奨文部科学大臣賞

平成27年紫綬褒章

なんと、こちらの観世清和氏は、天皇陛下とは学習院時代に仲の良いご学友だったそうです。

天皇陛下にとってはご学友の出演はとても感慨深いものになるのではないでしょうか。

■観世三郎太(かんぜさぶろうた)「能」



<能楽師>

二十六世観世宗家観世清和氏の子息

平成16年『鞍馬天狗』で初舞台

平成21年『合かっ浦ぽ』で初シテ(主役)

平成27年『経つね正まさ』で初面はつおもて(初めて能面を掛けて舞う)

1999年生まれの20歳。

4歳から稽古を積み、5歳で初舞台、15歳で初めて能面をかけ、節目の年に次世代を担う能楽師の筆頭として舞台を勤める。

現在、立教大学法学部政治学科に通う大学生だそうで、学業と舞台に励み、海外公演にも積極的に取り組んでいるそうです。

外国人に理解してもらえる演出とは

野村萬斎さんの総合プロデュースとのことで、萬斎さんの経験知恵センスの良さが光る舞台になりそうです。

自身も出演する狂言・歌舞伎・文楽の部では、

時代を超えて共存する日本の伝統文化の特徴 を背景として、その歴史的流れを表現する。

がテーマ・コンセプトとなっているそうです。

そして、能では、

親から子へ継承される日本の伝統文化の特徴を背景として、親子の演者による共演を披露する。



がテーマなんだそう。

これには式典事務局が萬斎さんへ、「天皇代替わりになぞらえ『親から子に引き継がれていく要素を入れてはどうか」といった提案」をしたことに大きく関係してそうですね。

また、今回は、本番の演目が始まる前に解説映像を流すことで、日本文化への深い理解をしていただくという狙いがあります。

前回の平成の文化行事では一部報道で、「能は海外からの賓客には分かりにくかった」という意見があったとか。

今回の令和では、「わかりにくい」払しょくし、「わかりやすさ」をアピールする狙いがあると思われます。

即位礼正殿の儀「文化行事」テレビの生放送はある?

今後更新予定です。

スカパーでは10/22日の即位礼の生放送を予定しているようですが、23日の晩餐会は不明です。

もう二度と見ることができない共演をぜひテレビで見たいものですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

23日に開催される内閣総理大臣夫妻主催の「晩餐会」の「文化行事」について理解が深まりましたでしょうか。

野村萬斎氏、市川海老蔵氏などが共演する「文化行事」の始まる時間の詳細は不明ですが、乾杯の音頭の前に行われるオープニングセレモニーのような位置づけと考えると、19時過ぎとなるのではないでしょうか。

豪華出演者による夢の共演は、晩餐会の総合アドバイザーを務める狂言師の野村萬斎氏により、「わかりやすい日本文化」をコンセプトに、引き継がれる日本芸能を表現するものと思われます。

会場はホテルニューオータニ東京の一番大きな「鶴の間」で行われます。

鶴の間は正餐だと1150名も収容できる大宴会場です。

会場には、相当大きな舞台が設置されるのでしょうか。

想像が広がりますね。

テレビ放映がされることを願います。

それでは最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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