「さあ伊勢神宮へ行こう!」と意気込んだもののやっぱり気になるのは「交通手段」と「所要時間」と「交通費」では?

今回は、東京をはじめ、神奈川、千葉、埼玉など関東地方から伊勢神宮へ旅行に行く場合、費用が安くおさえられる「車」のアクセスをご紹介します。
とはいえ・・・
「東名と新東名どっちがいいの?」
「運転時間はどのくらい?」
「渋滞や混雑はきつい?」
「高速道路の料金はいくらかかる?」
「伊勢湾フェリーを使うと便利なの?」
など、電車や新幹線、高速バスと比べて自由度が高い反面、車の運転は何かと不安になるものです。
安心して東京から伊勢旅行を楽しむために、実際に車で行くとどうなのか体験に基づいて「車で行くメリット」や「車のアクセス方法」を解説します。
他にも伊勢神宮について記事を書いています。
よろしければどうぞ。
⇒東京から伊勢神宮に高速バスや夜行バスでアクセスする料金と時間
⇒東京から伊勢神宮のアクセス|新幹線が1万円以上も安く!?ツアーや早割料金
⇒伊勢神宮で奇跡の絶景!鳥居の日の出が冬至に最も綺麗に見える時間と期間
⇒伊勢神宮の参拝順序は二見夫婦岩から|外宮と内宮の回り方や地図
⇒伊勢神宮の御朱印(帳)まとめ|購入場所や種類ほか令和元年限定も
⇒連休中の伊勢神宮の混雑状況と回避法|おすすめ駐車場と参拝の順番
目次
東京方面から伊勢神宮へ車が安いのは本当?(他と比較調査)

まずは東京方面(東京・千葉・神奈川・埼玉)から伊勢方面に行く場合の交通費についてです。
参考に車の場合と、新幹線+電車の場合、飛行機+電車の場合、高速バス・夜行バスの場合を比較してみましょう。
旅の条件は、所要時間か安い料金、快適さなど、優先する順番は人それぞれです。
ご参考までにどうぞ。
■東京方面からのお伊勢参りのアクセス方法まとめ
東京方面から車で行く高速道路の料金と所要時間(参考)
※神田橋ICより伊勢西ICのルート
※通常期を想定
高速道路通常料金:11,380円
距離:465.7km
通常時間:5時間8分
東京方面から新幹線で伊勢神宮まで行く料金と時間
一番利用者が多い「東京駅から伊勢神宮(内宮・最寄り駅「五十鈴川駅」)」でルートを想定しましたのでお役立てください。
新幹線ルート
■東京駅
新幹線東海道・山陽新幹線のぞみ391号のぞみ新大阪行
1 時間 41 分 (3 駅)
↓
■名古屋駅
↓
■近鉄名古屋駅
電車近鉄特急有料特急鳥羽行
1 時間 28 分 (10 駅)
↓
■五十鈴川駅
新幹線ルートの所要時間と料金
所要時間:3 時間 26 分
料金(1名): 14,070 円
⇒東京から伊勢神宮のアクセス|新幹線が1万円以上も安く!?ツアーや早割料金
東京方面から飛行機で伊勢神宮まで行く交通費(参考)
飛行機ルート
■東京駅
↓
■羽田空港
↓
■中部国際空港 セントレア
↓
■中部国際空港駅
電車名鉄特急ミュースカイ名鉄岐阜行
↓
■名鉄名古屋駅
■近鉄名古屋駅
電車近鉄特急有料特急鳥羽行
↓
■五十鈴川駅
飛行機ルートの所要時間と料金
※近鉄特急乗車の待ち時間は除く
■東京駅⇒中部国際空港 セントレア
2時間26分(乗車1時間27分)
料金(1名): 26,237円(うち飛行機代25600円ANA)
■中部国際空港 セントレア⇒五十鈴川駅
2時間19分(乗車1時間48分)
料金(1名):4,830円(乗車券2,330円 特別料金2,500円)
トータル所要時間:3時間半~4時間
トータル料金(1名):31076円
東京方面から高速バス・夜行バスで伊勢神宮まで行く交通費(参考)
高速バス・夜行バスも交通費をおさえたい方にはおすすめです。
ただし、2人以上で旅を楽しむ方、ファミリーには条件によって向かない場合もあります。
「三重交通」高速バスルート
「三重交通」が運営している「東京・埼玉」から伊勢市内までの「伊勢・鳥羽ルート」の高速バスがあります。
■東京(新宿・池袋)発 ⇒ 伊勢市駅前 着
所要時間:11時間ほど
片道の料金(1名):8,750円
「西武観光バス」高速バスルートの所要時間と料金
他に「西武観光バス」が三重交通と同じ順路の、夜行バスを出しています。
所要時間:約10時間
片道の料金(1名):8,200円
⇒東京から伊勢神宮に高速バスや夜行バスでアクセスする料金と時間
東京方面から伊勢神宮まで車が安くて便利な理由まとめ
車と車以外のアクセス方法を比べていかがでしたでしょうか。
以下にまとめてみましょう。
時期や条件によって料金や所要時間が異なります。(2019.8月時点)
大人1人あたりの料金で計算した場合
(2019.8月時点)
■車(普通車)
ETC料金:7,910円
通常料金:11,380円
所要時間:5時間8分
■新幹線
料金(1名): 14,070 円
所要時間:3 時間 26 分
■飛行機
料金(1名):31,076円
所要時間:3時間半~4時間
■高速(夜行)バス
所要時間:10時間~11時間
片道の料金(1名):8,200円~8,750円
車で行くメリット
いかがでしょうか。
2人以上で旅を楽しむ方は車の方が断然お得です。
飛行機は思っていたほど便利だとは思えませんでしたので、早く到着したい方には新幹線がおすすめです。
高速バスも安いので魅力的ですね。
交通費や宿泊費がセットになったお得な「伊勢神宮ツアー」を探すという方法もあります。
ただし、新幹線も高速バスも現地での利便性や自由度を考えると、伊勢神宮の7社巡りや御朱印巡り、伊勢志摩周遊もしたい方には少々不便な面もあります。
⇒伊勢神宮の参拝順序は二見夫婦岩から|外宮と内宮の回り方や地図
もし、新幹線、電車、バスなどの交通機関を利用し、現地でレンタカーを新たに利用するなら追加で費用がかかりますので、費用を多めに見積もる必要がありますね。
その点、車の場合、運転者の負担を除けば、現地でのスケジュールは立てやすくなります。
東京方面から伊勢神宮へ東名か新東名かどちらがいいの?
それでは、前置きはこれくらいにし、本題です。
車でのアクセス方法についてご紹介していきましょう。
車で伊勢神宮へ向かう場合、東京方面からだと、「東名高速道路」と「新東名高速道路」の2択となります。
ざっくりと違いを検証しましょう。
道路料金:どちらも同額
距離と時間:
■新東名
・速度制限なし
・東名よりも約20㎞ほど短い
・渋滞に合わずスムーズに走行できれば東名よりも15~30分ほど早く着くことが可能。
・新しくて何かと便利
※東名高速は山間部の区間で80㎞の速度制限あり
■東名
・海側の景色がよい
・迂回ルートとして国道1号線を利用することができる
東京方面(東京・千葉・埼玉・神奈川)から伊勢神宮(二見ヶ浦)へのアクセス
それでは、東京を含め、千葉県や埼玉県、神奈川県から伊勢神宮へのアクセスルートをご紹介します。
今回は、東京から伊勢神宮まで、ファミリー連れには何かと便利な新東名高速道路を利用して行くルートとします。
また、伊勢神宮の外宮へ行く場合と正式な参拝順だと言われている二見ヶ浦(夫婦岩)二見興玉神社へ行く場合の2パターンをご紹介します。
⇒伊勢神宮の参拝順序は二見夫婦岩から|外宮と内宮の回り方や地図
⇒二見興玉神社の無料駐車場おすすめ5選!地図と時間と混雑|伊勢神宮
東京からのアクセスルート|時間と料金
東京駅を起点にアクセスルートを調査しました。
東京から伊勢神宮・外宮までのルートアクセス
5 時間 6 分(462 km)
高速料金( 神田橋 → 伊勢ICの場合)
11,380円
ETC 7,910円
東京から二見興玉神社までのルートアクセス
5 時間 14 分(467 km)
高速料金( 谷津船橋 → 伊勢ICの場合)
11,380円
ETC 7,910円
千葉からのアクセスルート|時間と料金
千葉駅を起点にアクセスルートを調査しました。
千葉から伊勢神宮・外宮までのルートアクセス
6 時間 5 分(504 km)
高速料金( 谷津船橋 → 伊勢西ICの場合)
11,720円
ETC 8,950円
千葉から二見興玉神社までのルートアクセス
6 時間 10 分(508 km)
高速料金( 谷津船橋 → 伊勢ICの場合)
11,720円
ETC 8,950円
埼玉からのアクセスルート|時間と料金
埼玉県の浦和駅を起点にアクセスルートを調査しました。
埼玉(浦和)から伊勢神宮・外宮までのルートアクセス
5 時間 31 分(484 km)
高速料金( 浦和南 → 伊勢西ICの場合)
11,380円
ETC 8,530円
埼玉(浦和)から二見興玉神社までのルートアクセス
5 時間 38 分(491 km)
高速料金( 浦和南 → 伊勢ICの場合)
11,380円
ETC 8,530円
神奈川からのアクセスルート|時間と料金
神奈川県の横浜駅を起点にアクセスルートを調査しました。
神奈川(横浜)から伊勢神宮・外宮までのルートアクセス
4 時間 56 分(443 km)
高速料金( 新横田 → 伊勢西ICの場合)
9,630円
ETC 6,850円
神奈川(横浜)から二見興玉神社までのルートアクセス
5 時間 2 分(451 km)
高速料金( 新横田 → 伊勢ICの場合)
9,630円
ETC 6,850円
東京方面から伊勢神宮へ車で行く注意点|混雑状況と渋滞回避
混雑や渋滞は車で移動するものにとっては切っても切れない強敵です。
事前にある程度把握してれば、現地で大きな問題にはなりませんので、必ず前日までに確認しておきましょう。
スマホでも簡単に検索できる渋滞検索サイトを知っておくと便利です。
例えば、こちらのドライバーズサイトはリアルタイムに渋滞情報を知ることができます。
ドライバーズサイト
伊勢神宮の混んでいる時期
一般的に混む時期は、伊勢神宮も間違いなく激混み状態だと思っておいた方が無難です。
特に以下の時期は大変混む時期となっていますので、旅の計画をされている方は要注意です。
●年末年始や大型連休
●GW(ゴールデンウィーク)
●紅葉時期の土日祝日
混雑時期は高速道路から交通規制の注意点
上記の大型連休など混雑時期は東京・名古屋・大阪方面から車で伊勢神宮へ行く場合は、12月31日から1月1日除き、「伊勢西IC」・「伊勢IC」では午前9時前後から交通規制のため高速から降りられなくなる場合がありますので、要注意です。
なんでも高速道路の下を走る地道の「国道23号線」や「県道32号線」が渋滞してしまい、伊勢観光に大きな妨げとなってしまうからなんだとか。
ただし、伊勢西IC・伊勢IC両方が閉鎖となるのは、主に、年末年始、GWや大型連休になります。
大型連休に伊勢神宮へ参拝に行かれる場合は注意しましょう。
年末年始・GW・紅葉時期の混雑や渋滞の回避方法
上記の年間で特に混雑する時期を避けるのが良策です。
そうはいっても家族や友人と予定を合わせるとなかなか思うようにはいかないものですよね。
多くの方は、高速を下りる場所を一つ手前にしたり、パーク&ライドを利用したりします。
(「パーク&バスライド」とは、目的地から離れたバス停近くの駐車場へ車を駐車して、そこからバスで目的地へ向かうアクセス方法)
混雑期の注意点や回避法、駐車場について詳しくはこちらに書いていますのでどうぞ。
⇒GWに行く伊勢神宮の混雑状況と回避法|おすすめ駐車場と参拝の順番
伊勢湾フェリーを利用して渋滞回避
ルートを大幅に変更することになりますが、「伊勢湾フェリー」を使って渋滞を回避することもできます。
名古屋エリアを経由せずに、鳥羽方面から伊勢へのルートとなり、渋滞が大幅に軽減されます。
詳しくは次へ。
東京方面から伊勢神宮へ車+フェリーを利用する場合
東京から伊勢神宮へ車で行くドライバーの方へおすすめしたいアクセスルートのご紹介です。
車をフェリーに乗せて、海の旅となります。
渋滞を回避でき、さらに、ドライバーの休憩と船の楽しみを兼ね揃えたルートとなります。
東京方面から車とフェリーを利用する場合のルート地図
(こちらは伊勢神宮外宮までのルート参考です。)
名古屋を経由しないため、「瀬田東JCT」および「天王山トンネル」などの渋滞を回避できる可能性が高くなります。
フェリーの乗船場所
〒441-3624 愛知県田原市伊良湖町宮下 宮下 国道42号
0531-35-6217
フェリーに乗った場合の所要時間と料金比較
東京から伊勢神宮(外宮)までの所要時間(フェリー利用):
6 時間 26 分(369 km)
フェリーを利用しなかった場合(5 時間 6 分)と比べると1時間以上時間がかかることになりますが渋滞や混雑期には有効なルートとなります。
フェリーの利用料金(片道)
大人(中学生以上):1,550円
小人(小学生):780円
車: 4,630円~6,690円(車体の長さによる)
フェリーの予約方法
利用日の3ケ月前から前日分(当日不可)まで予約ができます。
予約受付時間(9:00~16:00)
鳥 羽のりば TEL 0599-25-2880
伊良湖のりば TEL 0531-35-6217
宿泊やレンタカーの手配も必要な方は「楽天トラベル」がポイントが貯まって使えるのでおすすめです。
■お伊勢参りのキホン
⇒【基本】初めての伊勢神宮|内宮の回り方や御朱印の場所(参拝マナー)
⇒【基本】初めての伊勢神宮|外宮の正しい回り方と御朱印授与所(地図付)
東京方面から伊勢神宮への車でアクセスする方法まとめ
車で伊勢神宮まで行くアクセスルートについてまとめました。
関東地方・東京方面から伊勢神宮へ参拝に安く行くには、時期的な条件にもよりますが、特に家族や複数で行くには「車」が総合的に安くて便利だとわかりました。
ただし、交通渋滞の回避やドライバーの負担軽減、船旅をチョイスしたい方は、車で途中まで行き、伊勢湾フェリーに乗って伊勢神宮や二見興玉神社方面へ行くルートもあることがわかりました。
旅費を安く抑えつつ、楽しい旅を計画するのも楽しいものですね。
もちろん、東京から新幹線を利用して、伊勢湾フェリーを利用して伊勢志摩エリアの観光に利用することもできますよ。
良い旅の計画はお早めに。
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