神社のシンボル「鳥居」の秘密を探ってみましょう。



神社に参拝に行く時は必ず「鳥居」をくぐります。

その時ふと思います。

「なぜ鳥居の形はこの形なんだろう・・・」

「なぜ朱色をしているの?」

さらに神社巡りをしていると、鳥居の形にも様々な種類があることに気付きます。

今回は、神社巡りがさらに面白くなる「神社の鳥居の謎」を調査します。

他にも記事を書いています。
よろしければどうぞ。

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神社の鳥居の謎|神域と人間の世界を区切る







神社の鳥居の意味はなんでしょうか。

地図に表記される神社のマークは鳥居の形であるように、鳥居は神社のシンボルとも言えます。

2本の柱横木を通した特徴のある形の鳥居は、

「ここから先は俗界とは違う神域である」

という意味を示します。

つまり、「結界」すなわち「神社の玄関口」です。

鳥居とは、神域と人間の世界を区切る役割があるようです。

神社の鳥居の謎|起源は?



鳥居の起源は古く、始まりは、神が降臨した場所を示す目印だったとされています。

社殿が建てられる前から存在し、鳥居が建つ場所が聖域であることを示していました。

実は世界的にも、鳥居のように高い柱を聖域の門とする思想は見られるようで、

現在の中国東北部、モンゴル系の諸民族の間には、天上界に神々が宿り、その天界は大きな柱によって支えられるという、ほぼ共通する宇宙観があるんだとか。

おそらく日本もこの思想が原型になったと考えられます。

神社の鳥居の謎|なぜ「トリイ」と呼ぶ?

この門をなぜ鳥居「トリイ」といったのでしょうか。

日本神話でも、鳥は本来「神の使い」であるだけではなく、人の死やその霊魂に深く関わる大切な役割を果たしています。

鳥居が神霊の宿る聖なる場所を区切るもの神霊の出入りする門とするのは確かに納得がいきます。

つまり、神社の鳥居とは、神聖な日本の柱の上や横木などに鳥をとまらせていたのではないでしょうか。

鳥居の意味や由来はここにありそうです。

神社の鳥居の謎|なぜあの形なの?

神社の鳥居の最大の謎はあの鳥居の形です。

前に述べたように、鳥と深く関わり、鳥が神聖な場所にとまることができる形とも理解できますが、

あの2本の柱と横木のデザインが気になりませんか?

とてもシンプルですが、そのシンプルさの中に洗練された美しさも感じます。

実はなぜこの形なのかははっきりしていません。

いろいろな説がありますが、その形が朝鮮半島の紅箭門(こうせんもん)や中国の牌楼(ぱいろう)などに似ていることから中国が発祥の地という説が有力となっていますが、

Decorated Archway(牌楼)
中国の牌楼(ぱいろう)



実際は「判らない」という結論に至ります。

謎は深まるばかりですね。

神社の鳥居の謎|種類は60種類以上もある

鳥居の種類は現在60種類以上もあるのだとか。

素材も木、石、銅、青銅、コンクリートと様々です。

代表的なものはやはり、「伊勢神宮」でしょう。

伊勢神宮系の神社に見られる鳥居を「神明(しんめい)鳥居」と呼びます。

ほか、いくつもの種類がある鳥居ですが、大別すると神明(しんめい)系の鳥居明神(みょうじん)系の鳥居に分けられます。

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(伊勢神宮:神明(しんめい)鳥居)



神明鳥居の特徴:
島木がなく、まっすぐな円柱の柱の上に、円柱状の笠木を乗せた形をしています。

伏見稲荷神社
(伏見稲荷大社:明神(みょうじん)鳥居)



明神鳥居の特徴:
笠木と島木に反りがあり、カーブを描いているのが特徴。


日本全国で最も多くみられるタイプです。

二つのタイプを比べてみると面白いですね。

次回神社に参拝に行く時の楽しみが増えます。

■鳥居各部の名称はこちら



神明(しんめい)系の鳥居

伊勢神宮と同じ系統の神明(しんめい)鳥居をご紹介します。

■鹿島神宮(茨城県)

鹿島神宮
貫が四角で柱から出ています。



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■靖国神社(東京都)

靖国神社(Yasukuni)_016
貫が四角になっているのが特徴



靖国神社の御朱印|令和元年限定の待ち時間と混雑回避(画像付)

■野宮神社(京都府)

野宮神社
皮付きの丸木で作られています。



明神(みょうじん)系の鳥居

■住吉大社(大阪)

住吉大社
柱が円柱ではなく四角柱になっています。



■日枝神社(東京都)

山王日枝神社
三角形の破風が乗っているのが特徴



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■厳島神社

鳥居!
柱に袖柱が付いているのが特徴



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神社の鳥居の謎|朱色は呪力をもつ色?

鳥居と言えば、稲荷神社によくある「朱色」の鳥居を連想します。

実はこの色は鳥居だけでなく、基本的に彩色が施されない神社の社殿にも使われている色なんです。

鮮やかな朱色は(たん)=水銀の色で、丹は日本で古くから古墳の壁画などに使われてきた鉱物なんだとか。

そして、丹の役割として重要なのは「防腐剤」としての役割のほか、「魔除け」といった呪術的な意味合いがあると考えられています。

そのために、鳥居や社殿にも使われているのではないかと言われています。

ですが、この朱色という存在感のある色は、「太陽の色」「血の色」など生命の躍動感をあらわす色であることから、人を惹き付ける大きな役割もあるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

謎の多い神社の鳥居について理解ができたでしょうか。

神社の鳥居の意味とは、神域と俗世界の境界、「結界」のある神聖な場所を表しています。

なぜ鳥居(トリイ)と呼ぶのかは、まだ解明されておらず、鳥が神聖な生き物、神の使いであることと大きな関係があるようです。

また、鳥居の種類は多く、形により系統が分かれるなど、神社へ参拝する楽しみがまた増えたのではないでしょうか。

朱色に塗られた鳥居には呪術的な意味合いがあることなど、今までわからなかったことが解明しました。

次回神社へ足を運ばれる時には、鳥居の形をまずは見ることから始めましょう。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。



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